委員会の冒頭、発言する東京電力の小早川智明社長(前列中央)。左は福田俊彦原子力・立地本部長、右は稲垣武之原発所長=2024年5月30日午前9時6分、新潟県刈羽村、戸松康雄撮影
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 東京電力柏崎刈羽原発でのテロ対策不備への再発防止策を評価する外部有識者による「核物質防護事案に係る改善措置評価委員会」の第3回会合が30日、新潟県刈羽村の東電施設で開かれた。東電はIDカードなどを保管していた数人のロッカーについて、無施錠だったり、新たにオートロックが導入されたのに暗証番号が初期設定のままだったりした事案があったと報告した。伊丹俊彦委員長(元大阪高検検事長)は全般的な評価として「改善は進捗(しんちょく)が見られる」としたが、無施錠については「緊張感をもって働いていく必要がある」と指摘した。

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